NEC スマホ事業撤退 ドコモのツートップ以外全部沈没

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NECカシオモバイルコミュニケーションズのスマートフォン事業の撤退報道が出て、そしてそれをNECは公式にまだ決定していないと通知を出していましたが、今回頼みの綱であったレノボとの携帯電話事業の統合が破談に終わりスマートフォン事業の撤退は決定的になった模様。

⇒NEC スマホ事業撤退へ 「ツートップ」外され状況悪化- 毎日jp(毎日新聞)

NECがスマートフォン(多機能携帯電話)事業から撤退する方針を固めたことが30日、分かった。中国レノボと携帯電話事業の統合を目指して交渉していたが、出資比率などが折り合わずに統合を見送ることになり、単独での収益改善は見込めないと判断した。一方で従来型の携帯電話は一定の需要があるとみて事業を継続する。

 NECの携帯電話事業は14年3月期に約150億円の営業赤字を見込んでおり、4年連続となる見通し。NTTドコモが韓国サムスン電子製とソニー製のスマホに特化した「ツートップ戦略」を展開し、販売台数が減少するなど状況は悪化。こうした苦境を乗り切るため、レノボに過半出資を要請し事業統合を交渉してきた。スマホ関連の技術や特許についてはレノボへの売却も含めて検討を続ける。


⇒朝日新聞デジタル:NEC、レノボへ携帯事業売却を断念 多額損失のおそれ - 経済・マネー

 レノボ側から29日、携帯事業を手がける子会社の買収を断る回答が届いたという。レノボが2011年にNECから買収したパソコン事業は国内シェア首位だったが、携帯はシェアが低く、技術面でも特徴が少ないためメリットがないと判断した模様だ。

 NECは3年続けて赤字に陥っている携帯事業から撤退して不採算事業の整理に区切りをつけ、生産拠点のNEC埼玉(埼玉県神川町)は無線装置や人工衛星関連などの工場に衣替えする方針だ。ただ、事業をレノボに売却する構想が頓挫したことで、NTTドコモなどから数年ほど端末の供給を続けるよう求められ、完全撤退が遅れる可能性もある。


やはりドコモのツートップ戦略が決定的になったのは間違いないようです。キャリアに依存しすぎた戦略を取ったNECカシオが間違っていたのは言うまでもないが、携帯電話キャリアの功罪も大きいのではないでしょうか。ドコモで言えばスマートフォンの発展スピードの見誤りで、それに続いて携帯メーカーが完全にスマートフォンへのシフトに出遅れた形となった事をユーザーは忘れないようにしましょう。

⇒NECカシオ スマートフォン事業から撤退 - ヒビコレ
⇒NECカシオ スマートフォン事業撤退報道を否定 - ヒビコレ

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Category:モバイルNEWS
Tags:NECカシオレノボdocomoツートップSamsung

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