mineoユーザー悲報?LaLaCallが無料から有料化へ

mineoユーザーには残念なお知らせですが、LaLaCallが来年2017年2月1日より有料になるようです。

このたび、LaLa Callは2017年2月1日よりマスター会員およびファミリー会員の月額基本料を改定することといたしました。

LaLa Callはこれまでマスター会員およびファミリー会員の月額基本料を無料とし、お客さまの声を活かしてサービスの向上に取り組んでまいりましたが、今後の設備増強によるサービス維持とさらなる機能向上を目的として、マスター会員およびファミリー会員の月額基本料を下記の通り改定いたします。

日頃ご愛顧いただいているお客さまへは心苦しい限りではございますが、 サービス向上に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

【対象のお客さま】
マスター会員、ファミリー会員
○オープン会員については、月額基本料108円(税込)のままで料金等の変更はございません。


LaLaCall|お知らせ|詳細


知らない人も多いと思うので LaLaCall について軽く説明しておきます。このLaLaCallはIP電話で、mineoユーザーであれば 月額基本料金 無料 で利用出来ていました。通話料金は以下。

携帯電話宛→18円/分
固定電話宛→8円/分
LaLaCall宛→無料
eoひかり電話宛→無料

またトークや留守電機能も搭載と使い勝手は良く、mineoのウィークポイントの一つだったと思います。そんなLaLaCallの利用はアプリから行います。


この基本料金が無料だったものが来年2月より 月額108円 に改定されます。一応フォローとしてmineoユーザーであれば 無料通話108円分 が付きます。

改定の理由として、公式コミュニティサイトであるマイネ王のスタッフブログで語られた所によると以下の2点らしい。

1つ目は、前回の記事「mineoに必須のアプリ!LaLa Callのご紹介とさまざまな対処法!【応用編】」でも、6カ月以上未利用の方を解約させていただく箇所で少し触れましたが、利用の有無に関わらず、050番号(LaLa Callアカウント)をお渡しするにあたって費用が発生しています。よって、通話がない、もしくは、少ない方は赤字になってしまう状況でした。
2つ目はLaLa Call専用の設備です。インターネット網を経由しIP電話としてご利用いただくためのサーバーや、留守番電話やチャットをご利用いただくためのサーバーを構築しています。その設備を保守するための費用が継続的に発生しております。


mineoからのLaLa Call月額基本料改定のお知らせ | スタッフブログ | マイネ王


現在mineoを利用して通話とデータ通信を分けて利用している中で、通話用のdocomoプランが 20円/30秒 の従量制なので、LaLaCallにはお世話になっていました。だからこそ料金改定に関しては単純に残念ですが、慈善事業ではないので仕方ないところでしょう。

来年の話ではあるが料金が気になる方は FUSION IP-Phone SMART を利用するのも手。ちなみに私は通話料金が少し違うので通話先により使い分けて使用しています。この辺は以前も書いてますので参考に。


それにしても来年2月の話なのにえらい告知が早いなと思ったが、先日のSoftBankのアメリカ放題のキャンペーン終了事件が少なからず関係しているのでしょうか。

このSoftBankのアメリカ放題事件に少し触れておくと、キャンペーンとして行なっていたアメリカ放題を告知も不十分なまま終了し、一部ユーザーが高額請求された話。一応キャンペーンの再開とその間の適用も決まったようですが、SoftBankに対し不信感は高まったでしょう。一連の話がわかるリンクと公式案内のリンクを貼っておきます。


上記の事を考えると、少なからずユーザーの事を考えてくれている感はあるmineo。そして先のマイネ王のスタッフブログで書いてあったが、11月頃にアプリ内でも価格改定の許諾画面で継続の有無の確認を提示し、勝手に課金しないようにする点はかなり良心的だと思います。

それではここからは、今回の料金改定に関して邪推してみます。

値上げに関しては先のマイネ王内で書かれた事が理由ではあると思うが、音声プランへの移行を促したい一面もあるのではと思います。MVNOキャリアはデータ通信に関しては違約金等が無いが音声プランは転出手数料か違約金がかかる。


違約金が絡むと解約を控える人が多く、音声プランを契約してもらった方がキャリアとしては収益が安定する。だからこ今回LaLaCallが料金改定でデータ通信のみの人に対し、音声プランへの移行を促しているのではないかと。

でそのmineoの音声プランはどうかというと、今年の6月から登場した通話パックプランがあります。

・通話定額30
907円(税込) 30分無料 超過20円/30秒

・通話定額60
1,814(税込) 60分無料 超過20円/30秒


このmineoの通話パックプランは基本料金にプラスなので、結構人を選ぶプランだと思う。自分の通話利用状況をよく考えて契約を。

比較しやすいようにdocomoのバリュープランを掲載。

・タイプSS バリュー
1,008円(税込) ※ファミ割MAX50、またはひとりでも割50適用時
無料通信分1,000円付(最大25分相当) ※繰り越し可能上限額 3,000円

・タイプS バリュー
1,620円(税込) ※ファミ割MAX50、またはひとりでも割50適用時
無料通信分2,000円付(最大55分相当) ※繰り越し可能上限額 6,000円

無料通話分の繰り越しを考えるとバリュープランがいいかもしれないが、2年縛りが発生。また重要な注意点として、バリュープランは本来docomoの端末を購入時に加入する物。これを加入するのに他キャリアから発売で、技適マーク付きの3G端末を用意する必要がある。いわゆる持ち込みバリュー化と呼ばれるものだが、Xi→FOMAプランの変更は手数料3,000円が必要で、変更はドコモショップでしなけれなならない。端末の用意を考えるとちょっと手間・・・その辺の持ち込みバリュー化については以下参照。


音声回線に関してはspモードの絡みがあるのでmineoのプランは個人的にはナシですが、ただ通話定額ってネーミングはどうだろう。ちょっと違和感はあったりします。

LaLaCallの料金改定ですが、赤字って言うなら仕方ない。途中で書いたようにFUSION IP-Phone SMARTのように他会社のサービスもあるので、色々考えて最適なものを選びたいところです。しかしmineoってそんなに早いうちから手の内を晒して大丈夫なんだろうか。docomoもガラケーの料金の見直しを示唆していますし、ちょっと手が早かった感じはします。

NTTドコモが「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話の料金プランの見直しを検討していることが7日、分かった。大半の利用者にとって毎月の支払いが安くなるように設定して、お得感を出し、格安を売りにする他社のスマートフォンに対抗する狙いだ。


ガラケー料金、見直し検討 ドコモ、お得感で対抗 - 共同通信 47NEWS


おそらく上記のガラケーの新料金プランは秋以降だと思うが、3大キャリアを含めMVNOも音声プランに関してはまだまだ荒れそう。

取りあえずLaLaCallのサービス向上は期待したいところですが、先日の So-net 0SIM の申込日制限 と同様に、今までは名前を売るために行き過ぎたサービス展開していたのを、採算が取れるように舵取りを行うMVNO業界のターニングポイントが来た感じはします。

今回の件で反応を見ていると、知り合いから聞いたある事業主の話を思い出したので書いておきます。その事業主は売上を上げるために商品の価格を大幅に下げた。そして狙い通り客足がアップしたまでは良かったが、その増えた客はクレームがかなり多かったらしい。結局その対応が増え上手くいかなかった。それでその方が言ったのは 「料金を下げれば相応の層が集まって来る」 と。

まぁこれはブログで色々不満をぶちまけている私にも当てはまる話。無料から有料化なので一定の不満が出るのは分かるが、他同業種に明らかに手の内を晒すのに早々の告知、また無料通話108円分付与、そして自動契約無しとmineoにもデメリットがありつつ、且つユーザーに対しかなり配慮した形なのであまり文句を言うのは・・・。

最後に月額108円・・・年間で1296円・・・mineoを二人紹介したらペイ出来るって事で広げようmineoの輪。

【追加情報】
通話料の値下げと機能改善が発表されました。

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Category:mineo
Tags:mineoIP電話LaLaCallMVNOアプリiPhone

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